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來青閣

来青閣はかつて賓客の招待所や宿泊所として使われ、また横虹臥月の虹橋と定静堂に植栽された百花を観賞するところでもあります。

 来青閣に上り遠くを眺めると、大屯山、観音山等の景色が目に入るため、来青と名付けられ、園邸内で最も華麗な建物です。

 本来、回廊沿いの壁には周凱の書と謝琯樵の竹の絵が彫られていましたが、惜しくも剥がれ落ちてしまい、完全に修復できたのは1834(道光16)周凱による「朱子読書楽詩」のみです。

 来青閣の両側には庭園が設けられ、緑や花の壁によって区切られています。壁には穴を開け、上品で寓意に富んだ漏窓(すかし窓)が設けられています。来青閣の前には芝居用のあずまやがあり、昔は林園にて芝居の一座を組み賓客を楽しませました。

 

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